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プレッシャーに打ち勝ち本来の実力を出す方法

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ピンチの時に活躍する人のことをしばしば僕たちはヒーローと呼ぶ。

 

スポーツでいえば試合終了間際に勝利に直結するプレーをする選手を思い浮かべやすいが、仕事においても重要な局面で活躍する人がいる。

 

このピンチとは結果が重大であり、かつ不確定であり自分に責任があり、その成果に基づいて判断される場合であり、このような場面を極度のプレッシャー状態と定義する。

 

極度のプレッシャーにおいて一部のヒーローはなぜ活躍できるのだろうか?

 

 

結論を言えば、実は活躍しているのではなく、活躍したシーンだけを記憶していて、多くの失敗したシーンを忘れているので、彼らの英雄的な印象だけが残っているので、僕達が勝手に彼らをヒーロにしただけだ。

 

プレッシャーの元では人は自分の持っている能力以上の活躍はできない。

 

できることは普段の実力をだす(ヒーロである彼らができること)ことだけだが、多くの人は普段以下のパフォーマンス(自分も含めた多くの人たち「僕ら」ができること)しか出すことができない。

 

「彼ら」と「僕ら」は何が違うのか?「彼ら」はプレシャーに対処するための正しい方法を実践している。

 

参考文献

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ストレスとプレシャーの違い

 

今回読んだ本では「プレッシャー」と「ストレス」には共通点があるものの、決定的な違いがあるにもかかわらず人はこの2つを同一視しているという問題を取り上げ、この2つを明確に切り離すことが「プレッシャー」のかかる場面で実力を発揮するためには必須だとしている。

 

TEDの動画で「スタンフォードの自分を変える教室」が有名なケリー・マクゴニガルさんは、ストレスは人間がチャレンジに立ち向かうための準備を整えてくれているという”事実”を知ることでストレス反応を良いものとして捉えることが反応や健康に関する効果を変えると説明しています。

 

つまり、ストレスを感じる時に肉体が示す反応である高鳴る鼓動や呼吸が速くなることは能力を発揮する手助けになると考えるべきであるということです。

 

彼女の結論の1つはストレスは取り除くものではなく上手に付き合う、というものでした。

 

 

神経科学者のダニエル・レヴィティンはストレスはコルチゾールを放出し、体の機能の一部が失われるとし、それには思考力も含まれれると話、だからこそ事前に問題に対処するために「事後分析」ではなく、「事前分析」をしておくべきだと語っています。

 

この2つの動画からはストレスは事前にどのような対処をするのかを自分で決定しておけば、いざストレス反応に直面し、能力が制限される状況においてもかぎりなく自分の持っている能力を落とさずに行動できるということです。

 

では、今回読んだ本ではどのようにプレッシャーと向き合うべきなのかが書かれているのかというと、基本的には動画の答えと同じでプレッシャーをどのように認知し、どんな意味を自分が持つのかによって効果・影響が変わるということは書かれています。

 

動画とは違い面白いなとわたしが感じた点はストレスとプレッシャーをどのように捉えているのかが重要であるというと主張です。

 

プレッシャーは成功や生存が危機にさらされている状況で、よりストレスの多い状態と定義しています。

 

日々の生活で多くのことを要求される毎日はストレスが多い(仕事の前後に子供を送り迎えし、夜は来客があるため家を掃除し、食事の準備をするとしたらストレスの多い一日といえますよね)といえるが、プレゼンの結果次第で取引の成否が決まる場面のほうがよりストレスが多くプレッシャーが強い日と言えます。

 

 

そして、プレッシャーは

 

  1. 成功を認知できなくし
  2. 運動能力を低下させ
  3. 実力を発揮できなくなる

という影響を与えるそうです。

 

ストレスという日々の欲求に答えられないことで感じる反応と、本当に成功しなければ行けない時に感じるプレッシャーとの違いを認識することで、毎日のストレス反応を切羽詰ったものとして捉えなくなるかもしれないし、プレッシャーに直面したときに人間ならばほぼすべての人が陥る能力が低下することを日常レベルで起きるのを抑えることができるかもしれない。

 

 

人生を大きく左右するプレッシャーのかかる場面が毎日ある生活なんて普通は在り得ないですよね。

 

だからまず考えるべきなのは、「いま直面している問題」が本当にあなたのキャリアを左右するような問題なのか、人生を左右する問題なのか、生命の危機に瀕するような問題なのかを自問することによって自分にも他人にも大きなプレッシャーをかけずに済むようにすることがプレッシャーとストレスを区別する際に最初にトライするべき対処法です。

 

 

ストレスをプレッシャーと勘違いすると、それを部下や同僚、家族にも同じようなプレッシャーをかけてしまいがちです。

 

「この問題に私達の生死がかかっているぞ」「明日がキャリアで最も大事な日だ」。

 

このような言葉は発破をかけてその人を奮起させるために必要な言葉ではない可能性が高いです。

 

プレッシャーに潰されないためにはどんな時に自分が強いプレッシャーを感じるのかを把握する必要があります。

 

プレッシャーやストレスを感じると集中力が途切れ、不安を感じ、孤独を感じたり、恐怖すら感じることもあるかもしれません。

 

人がなぜプレッシャーを感じるのかについては人それぞれ原因があり、根本的な解消方法は当然ですが人によって違いますが、プレッシャーを感じた時に自分の能力を発揮できない状況に対処する方法を身につけ、日々の生活の質を向上することから始めて徐々に、本質的な問題の解消に向かうという方法を身に着けていくべきだと本では主張しています。

 

ただし、産まれ持った性質で過度にプレッシャーに屈する人(例えばパニック障害や不安障害など)には症状にあった専門的な治療が必要になる場合もある。

 

プレッシャーを解消するための対処法

 

今回読んだ本にはプレッシャーを取り除くための方法が22個も紹介されている。

 

この方法を単独で試す、もしくは組み合わせて試すことが推奨されてるが、自分なりのこの方法をまとめると3つに集約できる。

 

  1. 事前準備
  2. 受け取り方を変える
  3. トリガーを創る

 

1.の事前準備とはプレッシャーを受ける場面を想定して事前に練習したり、呼吸を整えたり、何に不安を感じるかについて書き出したりすること

 

2.の受け取り方とはプレッシャーから感じる意味そのものを変えてしまうこと。

 

ピンチなのではなく、チャンスなのだと考えるようにしたり、これが最後のチャンスだと思い込まないようにしたり、自分がやるべきことが本当は何なのか問題から少し離れて考えてみたりすること。

 

そして3.のトリガーを創ってプレッシャーを感じそうになったらいつもの自分に戻るための”儀式”をする。

 

音楽を聞いたり、ポジティブになれる思い出や言葉、イメージや、自分が落ち着く小道具を見つけたり、少し前のことだがラグビーの五郎丸選手のようにある決まったルーティンをすることで気持ちを落ち着ける。

 

自分がいまどんな問題に直面し、何をするべきかのかについてはアドラー心理学の「課題の分離」が役に立つだろう。

 

例えばピッチャーにとって最も大事なことは打者に打たれないことではなく、自分ができる最高の球を必要な回数投げることだ。

 

最高の球を投げた上で相手がそれを打ったのであれば、それはあなたの責任ではなく相手が素晴らしかったのだ。

 

問題にするべき点は何球自分が納得できる球を投げることができたのか、その球数はいぜんと比べて増えているのかどうか?である。

 

お金を友人に貸した場合、お金を返すか返さないかは友人の問題であってあなたの問題ではないので、貸したお金が返ってくるのか心配することはあなたの問題ではないので考えるだけ無駄である。

 

 

お金を貸すか貸さないかがあなたの問題なので、悩むとすれば貸した後ではなく貸す前に考えるべきである。

 

といっても課題の分離なんて簡単にできないから悩むんだけど・・・。

 

 

今回プレッシャーから解放されるために問題を3つに集約した

  1. 事前準備
  2. 受け取り方を変える
  3. トリガーを創る

 

この3つを達成するためにキーとなるのは成功体験で、以下に自分が目の前の問題を解決するために実際に行動したことがあるかどうかが結局は問題を解く鍵になる。

 

自信と自尊心を混同しない

 

先程まで紹介していた方法をいわゆる”対処療法”、風邪を引いたから風邪薬を飲む、抗生物質を飲む、グルタミンを飲んでゆっくり寝るという具体的な方法だが、これから紹介するのは風邪を引かない方法であり、プレッシャーを産む土台そのものの解決に向かう方法。

 

より長期的に取り組むべき問題であり、自分自身をより深掘りしていかなければ答えにたどり着かい。

 

 

問題となるのは以下の4点をもてるかどうか

 

  1. 自信
  2. 楽観性
  3. 粘り強さ
  4. 熱意

 

この4点の中で最も大切な土台となる1.自信についてだけここでは紹介します。

 

この4点に興味がある方は是非書籍を読んでほしいのですが、ここでは自信について書かれていることの

なかで個人的に最も大切なことだと感じた「自信と自尊心」を混同しないという点について考えてみましょう。

 

自信の定義は

 

目の前の仕事を遂行できると確信している事
「プレッシャーなんて怖くない」早川書房 P188

 

なぜ確信することができるのか?

 

それは遂行したことがあるからです。

 

 

何かができると思うことと、何かができることには大きな違いがある。

 

 

教育においていくら「君は本当はできる子だ」と自尊心をくすぐられても、企業においては仕事の満足度を高めたとしても、成績や生産性は向上しない。

 

成績が上がるから自分の能力に対する正当な評価を自分に下すことができ、生産性をあげることによって仕事の満足度があがる。

 

 

自尊心が高い人は自分の能力を高く見積もり、周囲の人間よりも優秀だと自分の能力を評価する傾向があるが、この傾向をもっていることが客観的なテストや公平な評価において差異を産むことはない。

 

 

大切なのは能力を発揮する機会を与えることであり、その機会を人生最大のチャンスとか選択といった大袈裟なものにするのではなく、失敗しても何度でも挑戦することができる機会として与えること。

 

一発逆転を狙うと大抵の人は失敗する。

 

一発逆転を狙うしか無い状況にまで追い込まれてしまえばいつもの実力以下しか発揮できないから。

 

 

追い込まれれば持っている能力以上の働きができると考えるのは幻想だ。

 

実際に追い込まれた状況から一発逆転した人は何人もいるじゃないか?と思うかもしれないが、一発逆転したように見えるだけで、実際は100回チャレンジして99回失敗したが100回目で成功しただけかもしれない。

 

99回の失敗の中にはとうてい成功とはいえないまでも、小さな成功の種があり、やり続ければ成功するという確信が本人にはあったのかもしれない。

 

 

大切なのは小さな一歩でも良いので実際に前進することであり、自分はできるんだと思い込むことではない。

 

ビジネスであれば100万円を稼ぐことを目標にスタートするのではなく、1円でもいいから稼ぐという体験をすることであり、勉強であれば1問でもいいから問いてみること、筋トレなら昨日よりも1回でもいいから多く回数増やす、負荷をあげること。

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