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努力という言葉の意味は辛くても頑張る!!では決してない

公開日: : 脳関連のコラム

最近卓球の福原愛選手が結婚されましたね。

 

彼女の印象といえばまだ2歳か3歳ぐらいの本当に幼い頃から泣きながら卓球をしている姿が多くの人の印象に残っていると思います。

 

 

リオ五輪で15歳にして銅メダルを獲得した卓球日本代表の伊藤美誠選手も福原愛選手と同じように幼少から元卓球選手だった母親の指導のもと卓球を始めています。

 

 

彼女は自宅に卓球台を置き毎日のように練習し、練習時間は長い時で8時間も練習をしていたそうです。

 

 

テレビで流された伊藤美誠さんが小さい頃の練習風景には、彼女が泣きながら卓球をしている姿が写っていました。

 

 

「母:辛い?」「伊藤美誠さん:うん」「母:もう卓球辞める?」「伊藤美誠さん:辞めない」こんなやり取りが合ったのですが、このやり取りに努力の本質があります。※会話はざっくりと内容をまとめたものでまったく同じやり取りがあったわけではありません。

 

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頑張った人はいつか報われる。

 

 

僕たちはこう信じていますが、これは半分はこうあってほしいという願望が含まれています。

 

 

 

ヒトが努力をすることができる1つの理由は、何かを信じているからです。

 

 

多くの人は何かを信じているから行動できることもありますし、何かを信じ込まされている、または疑いもしないから行動できるということがあります。

 

 

冒頭で紹介した頑張った人はいつか報われる(べきだという願望)以外にも、こんなことを言われて育ったヒトもいるはずです。

 

 

「良い大学をでれば良い会社に就職できて幸せな人生を送れる」

 

 

勉強はすきじゃないけど、先生が、親が、友人が、親戚のおっさんが、インターネットが、など誰に言われたかは別として、上記のような”言い伝え”を信じて何か行動を起こしたヒトもいるかもしれませんし、気がついたら受験勉強をして大学までエスカレーター式の学校に入学していた(させられた?)かもしれません。

 

 

勉強ということに関していえば、あなたの周りを見渡してみると、同じように毎日遊んでいるのに授業中も寝ているのに、試験前にちょっと勉強しただけで成績がトップクラスの友人がいませんか?

 

 

これは脳科学的にいえば、日本のテストや受験勉強は論理的な思考よりも記憶力が優れている脳を持っているひとのほうが有利な問題がだされる傾向にあるから差が出るんだそうです。

 

 

この能力を専門的にはエピソード記憶が良いほうが記憶力がよいというそうですが、遺伝的にエピソード記憶が高いヒトがいることがわかっているので、そもそもテスト勉強に向いているヒトがいるということになります。

 

 

遺伝的にテスト勉強に向いているヒトがいる一方で、その能力を持っていないヒトで勉強が好きではない場合、遺伝的に記憶力が良い人にくらべてより多くの努力が必要になってしまいます。

 

 

何かを根拠にしてヒトは努力するとしたら、ヒトには生まれ持って超えられない壁があることが実際の研究で明らかになりつつあるこの自体は身も蓋もない現状なのでしょうか?

 

 

そんなことはありません。

 

一流選手がなぜあなたはトッププレイヤーになれたと思いますかという質問にたいして「神様から与えられた才能」「神の意思」というニュアンスの言葉を使うことがあります。

 

 

神という人知を超えた上位の存在を待ちだすことは、究極的な自信を自分に植え付け自分を奮いたたせることができるかもしれません。

 

 

自分の才能だけを信じて行動していたヒトがもし上手くいかなかった時に、自分の努力が無駄になったと知った時の失望はかなり大きいでしょうが、神の存在を持ち出すことで言葉は悪いですが神様のせいにすることで自我を保てるかもしれませんし、当座の目標は達成出来なかったとしても「神は乗り越えられる試練しか与えない」などまた神を持ち出して次のステップに進み易くなるかもしれません。

 

 

 

また、遺伝子に優位劣位があることは事実だとしても、自分にどんな遺伝子があるのかを検査して自分の特性を活かしてそれぞれが優位な遺伝子を活かすために個別に学習をしていくほど遺伝子研究が一般に浸透しているわけではありません。

 

 

あくまでも勉強に関する遺伝子の話をしたのは、自分よりも明らかにできる友人と比較したときに、自分とは別の能力をもっているのかもしれないと考えることで自分の出来が悪いのではなく勝負する場所が違うと思考を切り替えるためです。

 

 

努力をするためには何かを信じて行動する、そのためには自分よりも上位の存在からの助言を信じるという話をしてきましたが、これだけでは努力できません。

 

 

必要なのは目標です。

 

 

伊藤美誠さんが泣きながら辛くても卓球の練習をしていたのは、元選手という自分よりも絶対的な経験をもつ母親への信頼だけでなく、母が叶えられなかった五輪での金メダルとうい目標があったからです。

 

彼女は小学生の文集でこの目標をすでに書いています。

 

 

しかし、目標を設定したとしても努力の方向性を間違えると、設定した目標に向かっていないのになぜか毎日充実しているという現象が起きることがあります。

 

 

●努力は中毒になる

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勉強に関して言えば、記憶力はだけが勉強に必要な能力ではありまえん。

 

論理的な思考力や勉強に集中するための環境を作る能力、友人を作って複数で勉強したほうが個人で勉強するより効率が良いという研究もあり社交的な性格かどうかも勉強には関係しているかもしれません。

 

 

生まれつきもっている記憶力が良い能力に叶わないヒトは思考する力で勝負すると言っても良いかもしれません。

 

 

人間には様々な能力があり、脳には外界の刺激などによって常に機能的、構造的な変化を起こす能力「可塑性」が備わっていますが、普通の記憶力しかない人が遺伝的に記憶力が高い人と同じような能力を後天的に持てるかどうかはほぼ不可能なので、他の能力を伸ばすことで違う場所で勝負することができるということをお話しましたが、

 

 

今回の主題は「努力」の本質ですので、もう少し話を「努力」自体が持っている性質について考えてみました。

 

 

努力は何のためにするのでしょうか?答えはもちろん目標を達成するためですが、努力は時として目的化してしまうことがあります。

 

 

例えば、プロ野球選手になってホームランを撃ちまくりたいという夢を持つ少年が、毎日素振りをする。

 

 

少年は毎日1000回素振りをすると決めたとしましょう。

 

 

素振りという努力が目標を達成するためにが正しいかどうかは別として、目的に対して努力の方向性は間違ってはいないような気がします。

 

 

ところが一度毎日●●をすると決めてしまうと、どんな状況になってもやり続けてしまうことがあります。

 

 

極端な例ではありますが、腕や足を骨折などして絶対安静にしていなければいけないときには、毎日素振りをする決まりごとは守れませんが、身体を休めて速く練習が開始できる状態にすることがプロ野球選手になるという夢を叶える意味では一番重要なことです。

 

 

しかし、身体を休めなければいけないときにもかかわらず素振りを続けてしまうヒトもいます。

 

 

これは努力することによって目標に近づけるような気がしてまうためなのか、自分を美化する傾向があります。

 

 

つまり「頑張ってる俺かっけええええ」となってしまう。

 

 

努力を続けていればいつかは夢が叶うと思い込んでしまい自分が今何が大事で何をするべきなのか冷静に判断することができず、脳死状態で毎日の日課となった何かを努力し続けてしまうのです。

 

 

大切なことは自分のたてた目標に向かって「今何をするべきか」を常にアップデートし続けること。

 

 

目標をたてたときに最初に決めた努力するべき項目をひたすらやり続ける中毒者になって練習が目的にならないように、常に目標から逆算して戦略を練り続けましょう。

 

 

努力とは、一度決めたことをひたすらやり続けることではなく、今やっていること以外に必要なことはないか冷静に判断することであると言えそうです。

 

 

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