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ありふれた文章に潜む論理的な間違い

公開日: : 最終更新日:2016/09/26 息抜きコンテンツ

 

書類は朝の9時までに必ずだしてください。

 

こんな文章を見かけたことはありませんか?

 

この文章そのものに文法的な間違いや論理的な破綻はありませんが、実際にこのような文章を適用されるとかなり困った事態になる可能性がありますが、どこかわかりますか?

 

 

例題文:書類は朝の9時までに必ずだしてください。

 

問題となるのは「必ず」の位置です。

 

必ずは直後の出してくださいにかかっているので、この文章は会社であれば全社員、住民であれば全住民に書類を必ずだせと言っています。

 

もしその日に書類を出す必要がない人でも出すべきであると強制していることになります。

 

では、以下の2つの文の違いを考えてみましょう

 

1.この書類は就業開始時間(9時)までに必ず提出してください

 

2.この書類は必ず就業開始時間までに提出してください

 

 

1.の文は最初の例題を別のいいかたにしただけで、意味は全く一緒です。

 

 

2.の文は必ずが就業開始前にかかっているので、書類を出す必要があるひとは9時までに出してね、という文章になります。

 

 

さらにこの文章ならば違いがわかりやすいかもしれません。

 

 

・この薬は食事の前に「必ず」飲んでください。

 

・この薬は「必ず」食事の前に飲んでください。

 

 

最初の例文は3食必ず薬を食前に飲むという文章に受け取れますが、次の文章は薬を飲むならば食前にしてくださいという注意で、医師から1日1回飲みなさいという処方をされていた場合は下の文章でなければ論理的に問題があります。

 

 

必ずという言葉も位置によってすべての人に強制するような文章になってしまうので注意が必要です。

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